【Dorico】Tipsその81:音符のない譜表を非表示にする

前回はピアノのように、1つのインストゥルメント(=楽器)の中で譜表を増やしたり減らしたりするための譜表の追加/削除という機能をご紹介しました。

では、次の楽譜をご覧ください。

(武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲《組曲:四季》より〈花〉)

1段目の歌のパートがまるまる休符なので、非表示にしたいということがあると思います。

今回は、Doricoで空白の譜表を非表示にする方法を解説します。

譜表の表示/非表示

「レイアウトオプション」ダイアログ、「垂直方向のスペーシング」カテゴリーの一番下に「譜表の表示/非表示」という項目があります。

レイアウトオプションは、メニューバーの「ライブラリー」の中から、または[Shift]+[Ctrl(Win)/⌘(Mac)]+[L]キーで開くことができます。

「空白の譜表を非表示」は、デフォルトで「常に表示」になっています。

これを「すべての組段」にすると……

空白の譜表が非表示に。

空白の譜表が非表示になりました。

「空白の譜表を非表示」にする対象として、「すべての組段」ではなく「2段めの組段から」を選択することもできます。

市販のオーケストラのスコアを見てみると、空白の譜表はとことん非表示にしてあることがわかります。そうするとスペースの節約になって譜めくりの回数が減るのが利点ですが、かといって曲の始まりで空白の譜表を非表示にしてしまうと、編成がわからなくなってしまいますよね。

そこで、曲の最初に限っては、空白の譜表があってもすべての譜表を表示しておくのが一般的なのです。

このオプションを設定しておけば、自動化されるということですね♪

ギャレービューを活用せよ

非表示になった譜表に音符を入力するには、先ほどのオプションを切り替えなければならない……そんなことはありません。

つねにすべての譜表が表示されるギャレービューで作業するのをお勧めします。

くわしくはTipsその45(楽器の持ち替え その1)をご覧ください!

おわりに

前回のキーワードは「譜表の追加/削除」、今回のキーワードは「譜表の表示/非表示」です。

  • 譜表の追加/削除:たとえばピアノの大譜表を1段にしたり3段にしたりする機能。フルスコアにもパート譜にも影響。
  • 譜表の表示/非表示:休符が続く譜表を非表示にする機能。通常はフルスコアにのみ影響。

という違いがあり、似て非なるものです。

適切な機能を使いこなしましょう!

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