【Finale】楽譜の途中から(あるいは、楽譜の一部分だけ)楽器を変更する方法

みなさん、こんにちは。

クラシカルな曲でもポップスの曲でも、次の楽譜のように打楽器奏者が曲の途中でさまざまな楽器を演奏することは少なくありません。

今回は、そうした楽譜の途中で楽器を変更する方法をご紹介いたします!

[楽器の部分変更]で簡単に処理!

まずは、[メイン・ツール・パレット]から、[選択ツール]を選択します。

次に、楽器を変更したい小節をクリックし、選択状態にします。

[ユーティリティ]メニューから[楽器の部分変更]をクリックします。

表示される[楽器の部分変更]画面から、任意の楽器を選択することで楽器を変更することができます。
画面内のリストは、左から「音楽ジャンル」、「楽器の種類」、「具体的な楽器名」と列記されていますが、ここでは例として「スネア・ドラム」を選択してみましょう。

これで操作は完了です!

選択範囲の五線譜も、一線譜になりました

プレイバックも変更した楽器のものになっていますし、必要に応じて音部記号も変更してくれる点が嬉しいですね!

実際の演奏のために……

「これで操作は完了です!」と言ったものの、このままですと五線譜が一線譜になっただけで、楽器の変更がされたかどうか、されたとしても「なんの楽器に変更されたのか」が、この楽譜だけでは判断ができません。

そこで、次の画像のように変更後の楽器名を[発想記号ツール]の[演奏指示]で明記しておくと、奏者にとってとても親切な楽譜になります!

楽器変更の解除は……

作業の中で、「やっぱり楽器の変更を解除する!」ということもあるかと思います。
そのときは、以下の方法をお試しください!

まずは、[ウィンドウ]メニューから、[スコア・マネージャー] を開きます。

楽器の変更が行われたパートの、[パート名]左の三角をクリックします。

丸部分の三角をクリック

すると、いくつかのリストが表示されますが、その中にある[Snare Drum]の段の、一番右の×をクリックします。

矢印の先の×をクリック

これで、楽器の変更が解除されました。

一線譜が五線譜に戻りました


いかがでしたでしょうか。

繰り返しになりますが、楽器の変更の際には、変更後の楽器名の記入をお忘れなく(変更した際に、楽器名を自動で表示してくれる機能があったらいいのですが……)!

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

Follow me!