【Sibelius】D.S.(ダル・セーニョ)やTo Codaなど、文字や記号によるリピート記号の入力方法

こんにちは、今日も楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」の基本的な機能をご紹介したいと思います。

先日ご紹介した反復記号括弧の入力に続いて今日はD.S.(ダル・セーニョ)やTo Codaなど、文字や記号によるリピート記号の入力方法をご紹介したいと思います。

D.S.やTo Coda、コーダマークの入力は「テキスト」→「スタイル」→「リピート(D.C./D.S./To Coda)」で

コーダマークは「記譜」→「シンボル」からも入力できるので、コーダマークの入力もテキストで?と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしコーダマークもテキストから入力することができますし、テキストから入力するとサイズを自由に変えられたり他のリピート記号と同種のテキストとして扱えるので、都合が良いんですね。

念のためテキストの入力方法をおさらいしましょう☆

1. 入力したい位置を選択

2.「テキスト」→「スタイル」のテンポグループから「リピート(D.C./D.S./To Coda)」を選択

「テンポ」だけでなく「共通」にもあります

3. テキスト入力待ち状態になるので右クリックして入力候補を表示

4. 入力したいリピート記号を選択

5. 表示位置を微調整

入力できました!

さて、特に演奏用の楽譜を作成する場合は、リピート記号のサイズを大きく表示して目立たせたい場合があると思います。一つづつ個別にサイズを変更する方法もありますが、入力したリピート記号のサイズをまとめて変更したい場合もあると思います。

表示サイズをまとめて変更したいときは「テキストスタイルの編集」でフォントサイズの変更!

そんなときは、テキストスタイル自体を変更しましょう!方法は以下です。

1. 変更したいリピート記号のいずれかを一つ選択

2.「テキスト」→「テキストスタイルの編集」を選択

3.「リピート(D.C./D.S./To Coda)」が選択されている状態で「編集…」を押す

4. スコア内のサイズ / パート内のサイズ を変更

こちらは項目に種類があるのでご説明します。

「スコア内のサイズ」「パート内のサイズ」

スコアで表示するサイズとパート譜で表示するサイズはそれぞれ別に設定できます。パート譜では演奏者が見やすいように大きめで表示、スコアでは通常サイズで表示、などシチュエーションによって様々に使い分けることができます。

「絶対値を使用」

サイズ入力欄がそれぞれ(7mm譜表に対する相対値)(絶対値)の二種あると思います。この二種のどちらが有効になるかは「絶対値を使用」チェックボックスにチェックが付いているかどうかにより決まります。「絶対値を使用」にチェックが付いている場合、サイズは(絶対値)が適用になります。

7mm譜表に対する相対値: 譜表サイズが7mmのときのシンボルのサイズを入力します。譜表サイズが変更されるとそれにともないシンボルのサイズも変化します

絶対値: 譜表サイズによらずここで入力したサイズで表示されます

どちらでもお好きな方で良いと思いますが、もともとリピート記号は「絶対値を使用」のチェックが外れているので、そのまま相対値で入力して構わないと思います。

それでは、実際にスコア内のサイズを変更してみましょう!

このサイズだった記号が……

大きくなりました!

出来ましたね!

一括でスタイルを変更することもあるかと思いますので、テキストやシンボルのリピート記号の入力は是非テキスト(リピート)として入力してください☆

それではまた!

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