【Sibelius】バンドでセッションなど歌もの・ポップス向けの楽譜を入力するときは! 〜その1〜 音玉を指定しないアルペジオの入力方法
こんにちは、今日も楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」の基本的な機能をご紹介したいと思います。
さて今回からは「バンドでセッションなど歌もの・ポップス向けの楽譜を入力するときは! 」と題しまして、数回に分けて歌もの・ポップスのセッション用譜面をSibeliusで入力するときに役立つ方法をご紹介していきたいと思います。
ポップスの曲を演奏者用に譜面に起こすとき、必要な情報を見やすくわかりやすく記譜する必要があり、通常さまざまな省略記法やポップスならではの記譜が登場します。そういった譜面にもSibeliusは対応することが可能です!ですので、具体的な例を挙げ、Sibeliusではどのように入力すれば実現できるかを連載形式でご紹介していきたいと思います☆
記念すべき第一回は、「音玉を指定しないアルペジオの入力方法」です!
主にギター奏者に対して、8分音符をアルペジオでコードネームに沿って数小節にわたり演奏してもらいたい、というシチュエーションがあると思います。そんなとき、多くは最初の1小節分だけアルペジオのパターンを記譜して、以降をSimile-で表記することになります。
1. まずは1小節目の音符を入力します
2. 続いて2小節目以降の小節休符を非表示にします
3. Simileを表す表記を入力します
※Simileの表記はこの表記方法に限りません
さて、もう一つの記譜方法として、音程すら表示せず、リズムだけ表示するパターンも少ないながらも存在しますね。
そんな時は以下の方法で簡単に入力することができます!
音符の符頭を表示させたくない時は、「符頭の種類」を「符頭なし」に変更!
1. 入力した符頭ありの楽譜の1小節目を範囲選択する
2.「記譜」タブの「符頭」から「符頭の変更」を選択する
3.「特殊な」の「符頭なし」を選択する
すると……
簡単ですね!しかしながら、基本的には音玉は指定したほうがいいと思います。ご紹介しておきながら身もフタもないのですが……。
今回ご紹介した「符頭の変更」は省略表記の多いポップス向けの演奏者用譜面では大活躍しますので、次回以降も使用例に沿ってご紹介していきたいと思います!
それではまた!