【Finale】既に入力された文字のフォントを一括で変更する〜効率の良い作業のために⑨
みなさん、こんにちは。
今回は、「入力済みの文字のフォントを一括で変更する」という時短テクニックをご紹介いたします!
既に入力が終わったあとの文字のフォント変更は、各ツール一つ一つ変更していくことになり、なかなか骨の折れる作業です……。
しかし、実はそれをパパッと一括で変更する機能がFinaleには備わっています!
今回は、2つの方法についてご紹介します!
[フォント・ユーティリティ]による一括変更
[書類]メニューの[データチェック]から、[フォント・ユーティリティ]を選択します。
[フォント・ユーティリティ]画面が表示されたら、[検索対象フォント]のチェックを入れ、右の[フォント指定]をクリックし、表示される[フォント]画面で、変更したいフォントを指定します。
同じように、[次のフォントで置き換え]右の[フォント指定]をクリックし、表示される[フォント]画面から、今度は変更後のフォントを指定し、[適用]をクリックすれば操作は完了です!
メリットと注意点
この機能の大きな特徴として挙げられるのは、変更した(置き換えた)フォントが各ツールのフォント設定にも反映されることです!
例えば、歌詞や発想記号のテキスト部分など、それらのフォントがこの操作によって変更された場合、それぞれのフォント設定が変更されたフォントに設定が更新されるということです!
すなわち、それ以降、それぞれのツールで文字を入力する場合は、そのまま入力していくことができるのです。
また、拡大縮小率も併せて選択できるのもメリットの一つになると思います。
一つ、注意点として挙げておきたいのは、変更したいフォントにボールドや斜体などのスタイルが設定されていた場合、[検索対象フォント]のフォント指定]でそのスタイルも正しく選択されていないと、検索対象として認識されず、変更が適用されなくなってしまうということです。
[検索対象フォント]の入力は、情報の漏れなく、正確に行いましょう。
[フォント変更]プラグインによる一括変更
[プラグイン]メニューの[その他]から、[フォント変更]を選択します。
表示された[フォントの変更]画面から、それぞれの項目について[変更]をクリックし、表示される[フォント]画面からフォントの変更を行います。
それぞれの設定が済んだら[OK]をクリックしましょう。これで、操作は完了です!
メリットと注意点
こちらは、なんといってもとにかく直感的に変更が行えるのが非常に魅力的です!
ただ、こちらの操作では発想記号のフォントの変更は行えませんので、さきほどの方法に比べれば操作の自由度は落ちるといえます。
また、こちらはフォントを変更しても、設定されていたフォントが書き変わるわけではないので、そちらもご注意を。
いかがでしたでしょうか。
いずれの方法にもメリット・デメリットがありますが、用途に応じて使い分けてくださいね!
それでは、また次回の更新をお楽しみに!