【Dorico】Tipsその65:コード記号入力・生成の効率化

DoricoでMIDIキーボードを使ってコード記号を入力するとき、

  • C♭を入力するつもりが異名同音B
  • Cmaj7/BのつもりがC/B
  • E/CCM75のつもりがCaugM7

……といった経験、ないでしょうか?

入力された音符からコード記号を生成するときも同様です。

手動で修正せずとも、「音符入力オプション」でカスタマイズできるんです!

音符入力オプション

音符入力オプションダイアログは、メニューバーの「ライブラリー」にあります。

ショートカットキーは[Shift]+[Ctrl(Win)/⌘(Mac)]+[I]です。inputの頭文字ですね。

今回扱うカテゴリーは「コード記号」ですが、楽譜入力の助けとなるオプションがたくさんあるので、ぜひいちど見渡してみてください。

左下の「デフォルトとして保存」を押せば、次回以降に新規作成するプロジェクトにも引き継がれますよ!

※既存のプロジェクトに引き継ぐにはプロジェクトマネージャーをご活用ください。

コード記号カテゴリー

「コード記号」カテゴリーにはたくさんのオプションがありますが、これはMIDIキーボードでコード記号を入力するときと、音符からコード記号を生成するとき、両方に適用されます。

この中で、変えておいたほうがよいかもしれないオプションをいくつかご紹介します。

omitまたはaddの優先

この和音(ハ長調のドミナント)にコード記号をつけるとしたら個人的にはG7(13)なのですが、DoricoはデフォルトでG13(omit9)と解釈します。(さらにデフォルトではomitが無視されるので、結果的にG13になります。)

このオプションを「omitを優先」から「addを優先」に変えることで、G7(13)が出るようになります。

9thの解釈(sus/addの解釈)

のような文脈で、3つ目の和音をCsus2と書くことがあります。Doricoのデフォルトもそうです。

sus2という表記にむずむずしたそこのあなた! このオプションを「susを優先」から「add(omit3)を優先」に変えたうえでのように弾くと、C5(add9)として処理されます。

※パワーコードの表記は浄書オプションでC5、Comit3、Cno3から選ぶことができます。

オンコード

は、このオプションが「コードに含む」のときG7/F、「コードに含まない」(デフォルト)のときG/Fとして認識されます。

7thを含むオーギュメントコード

は、このオプションが「augを優先」(デフォルト)のときCaugM7に、「♯5を優先」のときCM7♯5になります。

転回形/オンコード

デフォルトで「より複雑なコードを優先」になっていますが、「オンコードを使用した簡潔なコードを優先」にすることで、先ほどのは、E/Cと解釈されます。

コードのルート音およびオンコードの異名同音の表記

  • すべてのルート表記を許可(デフォルト)
  • ダブルシャープやダブルフラットを禁止
  • ダブルシャープやダブルフラット、難解な臨時記号を禁止

の3つから選択可能です。「難解な臨時記号」というのはC♭やE♯のことですね。

C♭メジャーキーのトニックをBと書くのは受け入れられなそうですが、ダブルシャープやダブルフラットは避けることが多いので、2番目あたりがちょうどよいかもしれません。

「MIDI入力」カテゴリー

「MIDI入力」カテゴリーにもコード記号に関するオプションがあります。

MIDIキーボードでコード記号を入力するときのポップオーバーを進み方などを決めることができます。

ちなみに、その上にある「MIDIキーボードによるコード入力」のコードコード記号ではなく、音符入力時の和音のことです。ややこしや……

おわりに

と4回にわたって、コード記号について解説してきました。このコラムが、みなさまのすてきなコード記号ライフのお役に立ちますように♪

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