【Finale】ホーン・セクションのハーモニーの入力などは、「和音の分散」でサクッと処理!〜効率の良い作業のために②

みなさん、こんにちは!

今回は、「効率の良い作業のために」第2弾として、ハーモニー構成音の入力の時短テクニックをご紹介いたします!

リズムが同じなのだから、もうちょっと簡単に入力できませんか……?

ポップスの作品などで、サクソフォン・セクションやストリングス・セクションなどが、同じリズムでハーモニーを形成するという場面は珍しくありません。

でも、発想記号もアーティキュレーションもあり、これらすべてを一つ一つ入力していくのは面倒といえば面倒ですし、同じリズムなのだからパパッとすぐに済ませたい……!

今回は、そんなときにぴったりのテクニックです!

ユーティリティの[和音の分散]を使おう!

[ユーティリティ]メニューに[和音の分散]というものがあります。これはその名の通り、「一つの五線にまとめて入力した和音を、それ以外の五線(パート)に振り分ける」というものです!

これを使うことで、パパッとすべての入力を済ませることができます!

まず、ハーモニーを組ませる楽器群の最上段のパートに、すべての音を入力します。

発想記号やアーティキュレーションも一緒に入力しておくのがポイント!

入力した小節を選択状態にし、

[ユーティリティ]メニューの[和音の分散]を選択しましょう。

すると、[和音の分散]画面が表示されます。

この画面から、入力された和音の振り分けの設定を行います。

今回は、4本の五線に1音ずつ音を振り分けますので、そのように設定します(全画像、上の四角部分)。

次に、[分散の方向:]を[上から下へ]にし、[配置する場所:]を[Alto Saxophone 1]の五線以降に振り分ける形にします(全画像、下の四角部分)。

([余った音符:]は、今回は余りませんので、任意のものを選択するとよいでしょう)

これで、[OK]を選択すれば、

冒頭の譜例のものが完成です!


いかがでしたでしょうか。

この機能の嬉しいところは、和音が分散される際に、発想記号やアーティキュレーションもそのまま反映してくれるところです!

「まずハーモニーを組ませる最上段の五線にすべてを入力し、最後に[和音の分散]を実行!」で、よりスピーディな作業を実現させてくださいね!

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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