【Finale】ベースラインを基準に発想記号の位置を調整する方法
みなさん、こんにちは。
今回は、ベースラインを基準に発想記号の位置を調整する方法をご紹介します!
左にある4つの三角形、ご存知でしたか?
次の譜例をご覧ください。
五線に「mf」を入力したところですが、よく見ると左に4つの三角形があります。
これはベースラインの位置を示す三角形で、適宜、これらの三角形を上下にドラッグさせることで入力した発想記号の垂直位置を一括で調整することができるのです!
ちなみに、譜例では下部ベースラインが表示されていますが、[発想記号]メニューの[五線上部ベースラインの調整]を選択すると、上部ベースラインを選択することができます。
それぞれの三角形を使いこなしてみよう
まずは、それぞれの三角形がどのように定義されているかをご説明します。
- 一番左の三角形:ファイル全体でいずれの五線(パート)にも入力された、すべての発想記号の垂直位置を調整することができる
- 左から2つ目の三角形:選択されている五線(パート)に入力された、すべての発想記号の垂直位置を調整することができる
- 左から3つ目の三角形:選択されている五線(パート)に入力された、編集中の組段にある発想記号の垂直位置を調整することができる(ただし、パート譜には反映されない)
- 一番右の三角形:次に入力する発想記号のベースライン位置を指定する(ただし、パート譜には反映されない)
例えば、「ファイル全体で、発想記号を少し下にしたい……」というときは一番左の三角形を下に、「特定の五線の、特定の組段の発想記号を動かしたい……」というときは左から3つ目の三角形を上下に調整することで動かすことができるというわけです!
いかがでしたでしょうか。
ベースラインを基準とした発想記号の位置調整は手軽で便利なものですが、逆に、適切な位置にあった発想記号も動かしてしまう可能性もありますので、ご注意を!
それでは、また次回の更新をお楽しみに!