【Finale】小節を移動させて、各段・各ページのレイアウトを変更する方法
みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんは「見やすい楽譜」といわれて、どういったものを想像するでしょうか?
発想記号や変形図形の五線に対する距離など、楽譜における情報そのものの配置なども大きく影響しますが、1段(1ページ)にどれだけ小節が収まっているかという、いわゆる「小節割り」も非常に大事なものの一つになります!
そこで、今回は「小節割り」を変更するいくつかの方法をご紹介いたします!
小節を次の段(次のページ)に移動する
小節を移動するには、以下の手順で行うことができます。
1. [メイン・ツール・パレット]から[選択ツール]を選択します。
(ほかに、[調号ツール]、[拍子記号ツール]、[音部記号ツール]、[小節ツール]、[MIDIツール]、[ライブコピー・ツール]でも、操作は可能です。)
2. 移動したい小節をクリックして選択状態にします。
複数の小節を移動したいときは、一つ前の段に移動させる場合はその中の最終小節を、一つ後の段に移動させる場合はその中の最初の小節を選択します。
3. キーボードの上方向キーをタイプすると、選択された小節は一つ前の段に、下方向キーをタイプすると一つ後の段に移動されます。
ここでは例として、3小節目を選択したまま下方向キーをタイプしてみます。
これは、直感的で非常に扱いやすい方法です。
しかし、例えばパート譜など、各段の小節数をほとんど変えずにレイアウトする場合、この方法では時間と手間がかかってしまいます。
その場合は、以下の方法がオススメです!
[小節のはめ込み]で、1段の小節数を指定する
1. [ユーティリティ]メニューから、[小節のはめ込み]を選択し、[小節のはめ込み]画面を開きます。
2. 画面内上部の[配置:一段ごとに□小節ずつ配置して組段をロック]の四角部分に、1段に収めたい小節数を選択し、画面内下部の[処理対象]欄で小節数を指定する範囲を選択します。
3. [OK]をクリックすると、指定されたようにレイアウトされます。
任意の小節を1段にまとめる
先ほどの[小節のはめ込み]では、配置:[選択した小節を一段にはめ込む]を選択することで、指定した範囲を1段にまとめることもできます。
いかがでしたでしょうか。
[小節のはめ込み]による小節割りの操作は、綺麗な楽譜作りに大きく役立ちますので、是非ご活用くださいね!
それではまた、次回の更新をお楽しみに!