【Finale】6連符や7連符など、3連符以外の連符の入力方法([ステップ入力ツール] / [高速ステップ入力ツール]、それぞれの方法をご紹介します!)

みなさん、こんにちは!

あっという間に梅雨も明けて連日猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は3連符以外の連符の入力方法を、[ステップ入力ツール]と[高速ステップ入力ツール]のそれぞれでご紹介いたします!
ちなみに筆者は「ステップ入力ツール派」なのですが、みなさんも普段使っている方の操作方法をご参考くださいませ!

「ステップ入力ツール」で7連符を入力する方法

例として、16分音符による7連符の入力をしてみましょう。

まずは、[ステップ入力ツール]で連符の先頭の音符まで入力します。

この状態のまま(!)、「Alt」(Windowsの場合は「option」)と「9」キー をタイプします。

すると、[ステップ入力連符定義]画面が表示されます。

この画面では、文字通り、ステップ入力における連符の定義・作成を行うことができます。
さて、7連符は1拍につき7つの16分音符を入れることになりますので、
【 7 [クリックした音価]個の音符を 4 [クリックした音価]個分に入れる】と定義し、[OK]をクリックします。

※[クリックした音価]とは、[最後に入力した音符(または休符)の音価]と同じ意味です

これで、先ほど一番最後に入力した音符を先頭に7連符が定義されました。

あとは、そのまま通常の方法で音符を入力してもらえれば完成です!

異なる音価同士の連符の定義設定も可能です!

次の画像をご覧ください。

G.ガーシュウィン作曲「ピアノ協奏曲」より 第3楽章

画像中、3小節目からの2連符は、「8分音符3つの中に、4分音符2個を入れる」という定義で入力されていますが、こうした異なる音価同士による連符の定義・作成も可能です!

まずは、2連符の1つ目の4分音符までを入力します。

さきほどと同じ操作で[ステップ入力連符定義]画面を表示させます。

ここでまた入力する連符の定義を行うのですが、画面中、後半部分の[クリックした音価]となっているメニューをクリックし、表示されるリストの中から[8分音符]を選択しておきます(以下画像中、赤四角部分)。

この上で、【 2 [クリックした音価]個の音符を 3[8分音符]個分に入れる】と定義し、[OK]をクリックしましょう。

これで、3/8拍子内に、4分音符の2連符が定義されました。

このように、[ステップ入力ツール]による連符入力は、連符の先頭となる音符をまず入力し、その音符を基準に連符を定義するという形をとります。

[高速ステップ入力ツール]で、7連符を入力する方法

こちらも、例として16分音符による7連符の入力を行ってみましょう。

まずは、連符の直前までの音符の入力を済ませておきます。

入力が済んだら、そのままの状態で(!)「Alt」(Windowsの場合は「option」)と「7」キー をタイプします。
すると、四角部分の右上に「7」という数字が表示されます。

こんなところに数字が……!

ここに出ている数字の連符がこれ以降に入力されることになりますので、そのまま16分音符を通常の手順で入力して行きます。

7連符の入力ができました!

[高速ステップ入力ツール]の場合は、連符の単位となる音符(休符)が2〜8連符であるなら、2〜8までの数字キーをこの方法で使えば簡単に連符を入力することが可能ですので、[ステップ入力ツール]よりも幾分スピーディかもしれません。


いかがでしたでしょうか。

3連符は比較的入力が簡単なのですが、それ以外の連符になると入力方法がわからずに苦労した方も多かったのではないでしょうか。

この記事を参考に是非使いこなしてみてくださいね!

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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