【Finale】五線間の距離を広げて、楽譜の情報の重なりを解消する方法

みなさん、こんにちは。

早速、次の楽譜をご覧ください!

おや……?

上の五線と大譜表の五線とがぶつかってしまっていて、なにが書かれているのかがわからなくなってしまっています。

今回は、こうした問題に対処すべく、五線間の位置調節の方法についてご紹介します!

手動で位置を調節する方法

五線間の調節方法は、いくつかありますが、まずは、フリーハンドで調整する方法をご紹介します。

[メイン・ツール・パレット]から、[五線ツール]を選択します。

ト音記号のマークが目印!

[五線ツール]を選択すると、大譜表の五線左側の上部にハンドルが表示されます。

左隣の大括弧のボックスと間違えないように注意

これを上下にドラッグすれば、自由に動かすことができます!

五線を下へ動かすことで、スペースが確保されました

その五線だけ(!)を動かす方法

前述の五線調整の操作は、動かす五線のそれ以降の五線も同じように動かすことになりますが、特定の五線だけを移動させるという方法もあります!

キーボードの[option (Windows : Alt]キーを押しながら、さきほどのハンドルをドラッグしてみましょう。

すると、そのハンドルによって動かされる五線だけが上下に動きます。

ヘ音記号の五線は動かないまま

先ほどのものとの違いはわかりますでしょうか……?

厳密に数値を指定して、五線間の距離を調整する方法

フリーハンドではなく、厳密な数値でもって五線間の距離を指定することもできます。

まず、[五線ツール]の状態で動かしたい五線をクリックします(すると、左上のボックスが紫色に色付きます)。

続いて、[五線]メニューから[五線の間隔]を選択しましょう。

[五線の間隔変更]画面が表示されたら、[1本目の位置]を[現在の位置を変えない]に選択します。

次に、画面内下部の[選択された各五線の直上の五線との間隔]において、[絶対値で指定]か[パーセントで指定]のいずれかで数値を入力して[OK]をしましょう。

[絶対値]の計測単位はEVPUの状態です

絶対値は、そのとき設定されている計測単位における数値を指定できます。

パーセントは、そのときの五線間の距離を100%とし、割合を指定することで五線間の距離を広げたり狭めたりすることができます。


いかがでしたでしょうか。

五線間の距離は、楽譜の見やすさ(=演奏のしやすさ)に大きく関わってきますね。

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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