こんにちは、今日も楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」の基本的な機能をご紹介したいと思います。

前回のコラムでは保存ファイルのバックアップをとる方法として、Sibeliusの環境設定で「自動保存」の設定ができることをご紹介しました。

しかし、コラムの最後で少しご紹介させていただいたようにSibeliusには「バージョン」という機能があります!

今回はその「バージョン」機能をご紹介したいと思います!

「バージョン」は一つのSibeliusファイル内でバージョン管理が出来る優れモノ!

バージョン管理という言葉を聞いてピンと来ない方もいらっしゃるのではないかと思いますので、具体例を挙げてご説明します。

楽譜を作成していてある時点での状態を保存しておきたい場合、通常の方法ではファイル名をそれぞれ「new_song_01」「new_song_02」などに変更し、別ファイルで保存する事になると思います。

ファイル名末尾で差分管理をする方法

バージョン管理は、複数のバージョンを一つのファイル内で管理する機能のことで、即座に楽譜の状態を保存したバージョンに切り替えることができるのです!

それでは使い方をご紹介します☆

今回はまずこちらの楽譜を用意しました

1.「レビュー」タブの「バージョン」から「バージョンを編集」を選択

2.「バージョンを編集」メニューから「新規…」ボタンを選択

3. バージョン名を入力して「OK」を選択

この操作で現在の楽譜を一つのバージョンとして保存しました。

バージョン欄に追加されています

続いて現在編集中の楽譜を変更してみましょう。

このように変更します

変更した楽譜を同じく新規バージョンとして保存します。

4.「レビュー」タブの「バージョン」から「新規バージョン」を選択

先ほどは「バージョンを編集」を開いてから新規バージョンを作成しましたが、このボタンから直接新規バージョンを作成することが可能です!

先ほどと同じようにバージョン名を入力して「OK」ボタンを選択します

さて、この状態で「バージョンを編集」ダイアログを開いてみましょう。バージョンの欄に先ほど作成したバージョンが追加されていますね☆

「現在のバージョン」は現在編集中の楽譜のことです。さて、ここで「レビュー」タブの「前のバージョン」を2度選択してみましょう。

すると…

前のバージョンが表示されました!実はこの「前のバージョン」は編集することが出来ないのです。(Sibelius上の用紙選択がくしゃくしゃの紙になっていると思います。くしゃくしゃにしてゴミ箱に入れた楽譜を模しているのだと思います。)

「次のバージョン」に対応するバージョンがあれば、次のバージョンを選択すれば同じく次のバージョンが表示されます。

では前のバージョンを編集する場合はどうしたらいいのでしょうか?

前のバージョンを編集する場合は、そのバージョンを「現在のバージョンにする」!

「バージョンを編集」ダイアログを開いてみましょう。ダイアログ内に「現在のバージョンにする」ボタンがありますね。

バージョン欄で現在のバージョンを選択している場合は無効化されている

現在のバージョン=編集中の楽譜 なので、前のバージョンを編集したいときはそのバージョンを現在のバージョンにすればいいのです!

そして、保存してあるバージョンは「スコアとしてエクスポート」を選択することにより別ファイルとして書き出す事もできます☆

ファイル名を分けて管理するなど「バージョン」機能を使わなくてもファイル管理をすでにされている方もいらっしゃると思いますが、せっかくSibelius内でバージョン管理が出来る機能があるので、ぜひ有効活用してみてください!

それではまた!