【Dorico】Tipsその73:小節線の上のフェルマータ
今回は、Doricoでフェルマータを小節線の上に入力する方法をご紹介します。

小節線上のフェルマータ(ショパン:《前奏曲》変ロ短調 作品28-16より)
小節線上のフェルマータは
- 短い休止を挟む(拍を一時的に停止する)
- D.C.やD.S.で戻ってきたときの終止を意味する(Fineと同じ)
といった意味で用いられます。
フェルマータを入力
まずは小節線の手前にフェルマータを入力します。手前といっても、小節内であればどの拍でも構いません。
フェルマータの基本的な入力方法については「Tipsその71:フェルマータ(延長記号)」をご覧くださいね♪

プロパティパネルに「小節線に配置」という項目があるので、これをオンにすれば小節線の上に表示されます。

かんたんですね!
フェルマータの長さを変更
Doricoにおいて小節線上のフェルマータは短い休止を挟むものとして扱われ、プレイバックにも反映されます。
このショパンの例であればよいのですが、反復時のFineとして使う場合は、1回目を再生したときに妙な“間隔”ができてしまいますよね。

プロパティパネルの「間隔のデュレーションの割合」は、1小節に対する百分率で指定します。100にすると、フェルマータの長さは1小節分になります。
つまり0にすれば、フェルマータはプレイバックにおいて無視されるのです!
Fineとして機能させる
ではフェルマータをFineとして機能させるにはどうしたらよいかというと、フェルマータと合わせて「非表示のFine」を追加すればよいのです。
まずは「Dorico Tips その61」を参考に、Fineを入力します。

じつは、Fineを含むリピートマーカーはプロパティパネルで非表示にすることができるのです。

これでプレイバックもばっちりですね☆
ちなみに、非表示になった代わりに緑色で「Fine」と表示されるのが「ガイド」です。ガイドについては「Doricoの基礎 その3」でも触れています。
おわりに
プレイバックをうまく機能させるために非表示のリピートマーカーを使うというのは、応用が利きそうですね。
フェルマータの長さも変更できるので、音源作りにもお役立てください!

