【Finale】[発想記号ツール]で入力した情報を、パート譜にだけ表示させる方法
みなさん、こんにちは。
今回は、[発想記号ツール]で入力した情報を、パート譜にだけ表示させる方法をご紹介します!
パート譜に書いてあると嬉しいけれど、スコア譜には不要な情報……?
次の譜例をご覧ください。
中央の「Snare Drum」がリズムを刻んでいますが、2小節間のリピート記号の上にそれぞれの回数が記されています。
これは、どちらかといえば演奏者には有益な情報となりますが、スコアを見ながら演奏する指揮者においては、あまり必要な情報ではありません。
数字の数が多いと、かえって煩雑な楽譜となってしまうことも予想されますね。
では、このように[発想記号ツール]で入力した情報を「スコアにおいては非表示にし、パート譜のみに表示させる」ためには、どのようにしたらよいのでしょうか。
[発想記号割付の編集]から表示を設定する
まずは、[メイン・ツール・パレット]から[発想記号ツール]を選択し、繰り返し表記の数字のハンドルを右クリックします。
そして、表示されるメニューから、[発想記号割付の編集]を選択しましょう。
[発想記号の割り付け]画面が表示されたら、画面内中央の[表示]の2つ目のリストを[パート譜のみ]に選択し、[OK]します。
元の画面に戻ると、先ほど操作をした「(2)」が非表示になってしまっています。
ですが、ご安心を!「Snare Drum」のパート譜を表示すると、ちゃんとこちらには表示されています。
これで、スコア譜には非表示に、パート譜にのみ表示させるということが成功しました。
いかがでしたでしょうか。
ハンドルを右クリックする操作は、範囲選択で一括でやろうとしても、1記号につき1操作として処理されますので、ご注意を!
それでは、また次回の更新をお楽しみに!