【Finale】あれもこれも手軽に処理してくれる[ユーティリティ]!〜効率の良い作業のために⑦

みなさん、こんにちは!

今回は、作業をとても楽にしてくれる[ユーティリティ]メニューをご紹介します!

[ユーティリティ]には便利な機能がいっぱい!

発想記号やアーティキュレーションの一括変更・調整をはじめ、以前にご紹介しました[小節のはめ込み]や[和音の分散]など、[ユーティリティ]メニューには便利な機能がたくさん備わっています。

今回は、その[変更]の中から、[ユーティリティ]機能ならではのテクニックを2つご紹介いたします!

便利な機能がたくさんあるんです!

音符サイズを一括で変更する

例えば、次のような楽譜があるとします。

C.ドビュッシー作曲 「牧神の午後への前奏曲」より

キュー、またはガイドとして、これを小さな音符に縮小しようと思います。

縮小……といえば[サイズ・ツール]と考えてしまいますが、実は[サイズ・ツール]を使ってまとめて縮小しようとすると、音符のみならず五線そのものが縮小されてしまいます。

調号や拍子記号まで、五線ごと全部縮小されてしまいました

まして、この符頭一つ一つをクリックしていくのもかなり面倒です……!そこで、[ユーティリティ]の出番です!

まずは、縮小する部分を[選択ツール]で選択し、[ユーティリティ]メニューの、[変更]から、[音符サイズ]を選択します。

[音符サイズの変更]という画面が表示されますので、[75%]と数値を入力して、[OK]をクリックします。

縮小率75%は、実際に出版されている楽譜にも多いです

これで、五線サイズはそのままに、縮小が完了しました!

連続する連符の数字を非表示にしたい

次の楽譜をご覧ください。

L.v.ベートーヴェン作曲「月光ソナタ」より

このままでも楽譜としてはまったく問題はありませんが、連符の「3」という数字がしばらく続くので、1小節目の2拍目以降の連符の数字をすべて非表示にしてみましょう。

まず、2拍目から先の部分を[選択ツール]で選択し、[ユーティリティ]メニューの、[変更]から、[連符]を選択します。

すると、[連符の変更]という画面が表示されますので、中段右の[数字:]部分を、[表示しない]を選択し、[OK]を選択します。

これで、連符の数字がすべて非表示になりました!


いかがでしたでしょうか。

[ユーティリティ]には、今回ご紹介した「手軽に、痒い所に手が届く」ような機能もあるのが魅力的です!

まだまだご紹介しきれない機能がたくさんあるので、是非みなさんも色々試してみてくださいね!

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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