【Sibelius】NotePerformer 3 for Sibelius の使い方(プレイバック編)
みなさまこんにちは、今日は前回に続きSibelius上での「NotePerformer 3 for Sibelius」の使い方をご紹介したいと思います。
前回のコラムで基本的な設定をご紹介しましたので、今回からは実際にNotePerformerをプレイバック用音源として使用する際に役立つ内容をご紹介できればと思います。
NotePerformerは強弱記号を忠実に解釈します
楽譜上に記したフォルテやピアノなどの強弱記号やヘアピンは、NotePerformerでプレイバック時忠実に再生してくれます。
デフォルトでの最小-最大は ppp – fff となっており、mpやmfも含めて通常使用するであろう強弱記号をしっかりカバーしています。(「再生」→「解釈」→「辞書」で設定されています)
もちろんこのような強弱記号をそのまま記譜するする分には良いのですが、場合によりヘアピンの起点や終端に強弱記号を記譜しない場合もあると思います。
そんなときでもNotePerformerに忠実に再生させたいときは以下のようにすることをオススメします。
再生には反映させたいけど楽譜上には表示させたくない場合は強弱記号の「非表示」
上記のような場合でも、NotePerformerは1段階クレッシェンドさせてくれますが、自分でクレッシェンド具合を決めたいときや後に続く強弱記号により意図したダイナミクスで再生されない場合は
1. 直後の休符(音符)に任意の強弱記号を入力
2. 楽譜上は表示させたくない記号を選択して「非表示 (Win: ctrl + shift + h, Mac: cmd + shift + h)」
こうすることで、楽譜に表示はされないけど再生時は有効な強弱記号を入力することができます☆
NotePerformerは cresc. や dim. などを解釈しない
強弱記号のなかでも、cresc. やdim. はNotePerformerが解釈をしてくれません。(おそらく終端が明確に示されないためだと思います)
その場合でも上記と同じ発想で対応することができます!
2. crest. や dim. に重ねる形でヘアピンを入力
1. 入力したヘアピンを選択して「非表示 (Win: ctrl + shift + h, Mac: cmd + shift + h)」
こうすることで、cresc. や dim. を再生することができます☆
今回はダイナミクスについてご紹介しましたが、他にもまだまだ小技がありますので次回以降も引き続き「NotePerformer 3 for Sibelius」についてご紹介したいと思います!
それではまた!