【Sibelius】コードネーム表記のあれこれ(maj7, dim, half-dimなど、複数の表記方法があるコードネームの表記を変更する)

こんにちは、今日も楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」の基本的な機能をご紹介したいと思います。

今回はコードネーム表記についてです。一つのコードでも様々な表記方法があるので、場合によりコードネームの表記方法を変えたいですよね。

例えばメジャーセブンは以下のような表記が一般的ですね。

  

 

このように表記方法が複数あるわけですが、こちらを一括で変更したい場合は以下のようにします。

コードネームの表記スタイルの一括変更は「外観」→「ハウススタイル」の「記譜ルール」から!

Sibeliusではコードネームの表記方法の設定も記譜ルールから行うことができます。

1.「外観」→「ハウススタイル」から「記譜ルール」を選択して設定ダイアログを開く

ショートカットはctrl + shift + E (Mac: cmd + shift + E)です!

2.「コード記号」メニューを開き、「接尾辞の要素」項目を変更

先ほどの例では「メジャー7thコード」の設定を変更しています

ディミニッシュやハーフディミニッシュも以下の表記が可能です。

 

ちなみにハーフディミニッシュは以下のようにコード入力します。

マイナー7thフラット5を表示したい場合は、halfdimではなく以下のように入力してください。

このように入力すると以下の表記になります。

ではここで一番最初に例として挙げた以下のコード、こちらは「記譜ルール」を変更するだけではこのような表記にすることができなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

maj7がベースラインにある表記

実は「記譜ルール」で大きく表記スタイルを変更できるのに加えて、個々のコードネームに対して細かく表記方法の調整が出来るのです!

コードネーム表記の詳細設定を変更したい場合は「コード記号の編集」ダイアログから!

方法は以下です。

1.「テキスト」→「コード記号」から「コード記号の編集」を選択してダイアログを開く

2. 表示されたダイアログの左側、コード一覧で該当のコードを選択

今回はmajor7を選択します

すでに入力済みの編集したい種類のコードネーム(今回はCmaj7)を選択した状態でダイアログを開くと、自動的にそのコードネームの種類が選択された状態になっています。

3.「接尾辞を編集…」を選択して「コードの接尾辞を編集」ダイアログを開く

4. 接尾辞の形項目内の「形を上書き」チェックボックスにチェックを入れ、接尾辞の一覧から変更したい表記を選択する

選択結果がプレビューに表示されます。

ちなみに、maj7の「7」の数字をベースライン上ではなく上付きにしたい場合は以下のチェックボックスにチェックを入れます。

5. すでに入力してある音符は変更されないので、新たにコードネームを入力する

できました!

このようにして全体のコードネーム表記のスタイル設定と、個別に詳細な設定が出来るので、うまく使い分けていただければと思います☆

それではまた!

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