【Finale】小節線をまたいで連桁(れんこう)を連結する方法
みなさん、こんにちは!
今回も便利プラグインの一つをご紹介いたします!
クラシックの楽譜などでは、以下のような小節線をまたぐ連桁(れんこう)によってつながれた楽譜があります。
Finaleでは、こういった特殊な楽譜もプラグインによって簡単に処理することが可能です!
今回は、その方法についてをご紹介いたします。
小節内における連桁の変更は……
本題に入る前に、まずは小節内における連桁の連結の変更についてをご紹介いたします!
通常は音符を入力すると、以下の画像のように拍子記号に則った標準的な形で表示されますが……。
以下の手順で、連桁を切り離したり別の形に連結し直すことが可能です。
1. [メイン・ツール・パレット]で[ステップ入力ツール](以下画像中、丸部分)を選択します。
2. 連桁を変更したい右側の音符を、Windowsならば「Ctrl + クリック」、Macintoshならば「option + クリック」して、選択状態にします。
3. パソコンの入力モードを「半角英数」にし、キーボードのスラッシュ・キーをタイプしましょう。これで、連桁の調整ができます!
他の音符についても同様の操作を繰り返し、まずは小節内の連桁の調整を行いましょう。
[パターソン・プラグイン]で小節線をまたぐ連桁を作成する
それでは、本題の「小節線をまたぐ連桁」の連結方法をご紹介します!
ただし、このプラグインを使用する際には、音符はもちろん必要な記号といった情報の入力を済ませ、必ず作業の最後に行うようにしましょう!
さて、実際の手順です!
まずは、[メイン・ツール・パレット]から、[選択ツール]をクリックします。
次に、小節線をまたいで連桁を連結したい範囲を選択します。
そして、[プラグイン]メニューの[音符関連]から、[パターソン・プラグイン]を、さらに[小節線をまたぐ連桁]から[作成]を選択しましょう。
これで、完了です!
解除の方法も簡単!
これを解除するには、解除したい範囲を選択し、先ほどの[パターソン・プラグイン]の[小節線をまたぐ連桁]メニューから、[小節線をまたぐ連桁の解除]を選択するだけで解除できます!
ページをまたぐ連桁については……
ページをまたぐ連桁のつなぎ方については、操作がかなり複雑になるのですが、こちらの記事が大変参考になります!
リンク先の[Finaleにまつわるエトセトラ]というページは、楽譜浄書家の星出尚志さんという方のブログなのですが、今回の[小節線をまたぐ連桁]プラグインをはじめ、Finaleに関するあらゆる機能について非常に詳細な説明をされていますので、Finaleをよく知りたいという方にもご一読されることをオススメします!
いかがでしたでしょうか。
こうした、特殊な記譜もプラグインでササっと処理できるのは嬉しいですね!
それでは、次回の更新をまたお楽しみに!