【Finale】マクロ機能を駆使して情報をスピーディに入力する!(後編)〜効率の良い作業のために④

みなさん、こんにちは!

今回も前回に引き続き、「マクロ機能」についてご紹介します!

「マクロ機能」の説明や、どういった利便性があるかなどは、前回のコラムを参照していただければと思います!

今回は、[五線ツール]と[選択ツール]におけるマクロ機能のご紹介です!

[五線ツール]のマクロ機能は、楽譜スタイルの変更!

まず、[五線ツール]の状態で任意の小節(あるいは拍部分)を選択します。

そのまま、キーボードの「S」キーをタイプします。すると、

「スラッシュ表記」の楽譜スタイルが五線に適用されました!

今度は、そのまま「O」キーをタイプしてみましょう。

(「楽譜スタイルの衝突」という画面が表示されますが、そのまま[続行])すると……、

「1小節の繰り返し表記」の楽譜スタイルが五線に適用されました!

これは、「S」キーが「スラッシュ表記」のマクロキーに、「O」キーは「1小節の繰り返し表記」のマクロキーに設定されており、それぞれのキーを押すことでそのキーに設定された楽譜スタイルが範囲部分に適用されたということなのです!

[五線ツール]においても、「S」は「Slash表記」、「O」は「One repeat表記」という具合に、その楽譜スタイルの名称の頭文字を取ったものとマクロキーが連動されている傾向があります。

[選択ツール]のマクロ機能は、あらゆる形で音符を動かすことができます!

さて、次に[選択ツール]ですが、筆者自身もよく使うマクロ機能をご紹介します!

まずは、任意の小節、もしくは拍範囲を選択しましょう。

そして、そのままキーボードの「9」キーを押してみます!すると、

選択範囲の音符が1オクターブ上に移調されました!

そのまま、キーボードの「8」を押してみましょう。すると、選択範囲の音符が1オクターブ下に移調される(元あった場所に戻る)はずです!

ちなみに、「7」キーは2度上に移調、「6」キーは2度下に移調という機能になり、「2」キーでは、前々回のコラムで取り上げた「和音の分散」を起動させることができますよ!


いかがでしたでしょうか。

(前回のコラムでも掲載しましたが)「finale ユーザーマニュアル」の「マクロ機能」というページの、各項目の[定義済みのマクロ]においても、デフォルトで定義されている各ツールのマクロキーが表になっていますので、こちらも是非チェックしてみてくださいね!

コラムではご紹介しなかった、[調号ツール]や[音部記号ツール]においてもマクロキーが設定されていますので、是非そちらもチェックしてみてくださいね!

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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