【Finale】複縦線や繰り返し記号など、通常の小節線を別のものに変更する方法

転調や拍子記号の変わり目などにおいて、二重の小節線(以下、複縦線  )が用いられることがあります。
また、繰り返しを指示する反復小節線(  )も普段目にすることの多い小節線の一つかと思います。

今回は、そうした小節線への変更の仕方をご紹介します!

小節線を複縦線に変更する方法

まずは、複縦線への変更の仕方です!

次の画像をご覧ください。

どの小節も通常の小節線が用いられていますが、3小節目の調号の変わるところと、5小節目の12/8拍子に変わるところを複縦線にしてみましょう。

まず、[メイン・ツール・パレット]から[選択ツール](①)、もしくは[小節ツール](②)をクリックします。

次に、変更したい小節線の左側の小節(右側ではありません!)をクリックし、エンターキーを押します。
([小節ツール]で操作する場合は、該当する小節をダブルクリックするのでもOKです!)

画像は、[選択ツール]で操作している状態です。

すると、[小節の属性]ウィンドウが表示されます。

画像中の赤い四角で囲まれた[小節線:]の中のものを選択することで、小節線を変更することができます。
現在、一番左にある[普通]が選択されていますが、矢印の示す[複縦線]を選択してOKをクリックしましょう!
これで、小節線が複縦線に変更されました!

ちなみに、[選択ツール]か[小節ツール]にしているとき、該当する小節を右クリックすることでも小節線の変更をすることができます!

[小節線]のメニューから変更できます

複縦線のポイントは、「変更したい小節線の、左側の小節を選択すること」です!

小節線を反復小節線に変更する方法

次は、反復小節線についてです。

例として、さきほど複縦線に変更した楽譜の1小節目に開始反復小節線を、2小節目に終了反復小節線を設定してみましょう。

開始反復小節線の設定方法

まず、[メイン・ツール・パレット]から[反復記号ツール]をクリックしてください。

1小節目をクリックし、次にエンターキーを押します。
(該当小節をダブルクリックしてもOKです!)

すると、[反復記号の選択]ウィンドウが表示されますので、[図形反復記号:]から、[開始反復小節線]をクリックし、[選択]しましょう。

これで、1小節目に開始の反復小節線にすることができました!

終了反復小節線の設定方法

今度は2小節目に終了反復記号を設定します。

前述の、開始反復小節線に変更したときと同様に、[反復記号ツール]の状態で2小節目をクリック、続いてエンターキーを押し、[反復記号の選択]ウィンドウを表示させます。

先ほどは[開始反復小節線]でしたが、今度はその隣の[終了反復小節線]をクリックし、[選択]します。

すると、[反復小節線の機能設定]というウィンドウが表示されます。
ここでは、繰り返しの回数など、プレイバックの設定をすることができます。
設定の内容を確認したら、[OK]を選択しましょう。

これで、2小節目に終了の反復小節線が表示されました!

また、[選択ツール]か[反復記号ツール]の状態で該当小節を右クリックすることでも、反復小節線を設定することが可能です!


以上、今回は小節線の設定についてご紹介いたしました!

右クリックによる操作はスピーディかつダイレクトなので、執筆を担当した私自身も頻繁に使っています!

それでは皆さん、素敵なFinaleライフを!

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