【Finale】ハープのペダル記号(ダイアグラム)を表記する方法

みなさん、こんにちは。

今回は、ハープのペダル記号(ダイアグラム)を表記する方法をご紹介します!

ハープのペダル表記方法にはいくつかありますが……

ハープにおけるペダル表記は、以下のように2列によるものがよくみられます。

[発想記号ツール]で入力しました

フルスコアにおいては一般的な表記ですが、以下の「ダイアグラム」も用いられることがあります。

こちらは、パート譜において用いられることが多く、奏者としてはペダリングが直感的に把握できるので、喜ばれることも多い表記です。

というわけで、今回はこの「ダイアグラム表記」の入力方法をご紹介いたします!

(なお、この記事では「ハープのペダル表記法」に関する概要は割愛させていただき、あくまで「Finaleにおけるダイアグラムの入力方法」のみを取り上げさせていただきます。)

「Engraver」フォントを使おう!

ダイアグラム表記の入力は、[発想記号ツール]の演奏指示として入力できます!

まずは、[発想記号ツール]で、ダイアグラムを入力する五線上をダブルクリックし、表示される[発想記号の選択]画面の左メニューから[演奏指示]を選択し、画面下部の[演奏指示の作成]を選択します。

表示される[文字発想記号の設計]から、ダイアグラムを記入します。

[Engraver Text]というフォントにダイアグラム用のキャラクタがありますので、まずはフォントをそれに設定します。

キャラクタは、「o / O」と 「p / P」の4文字に含まれており、それぞれ以下のように対応しています。

o : ペダルを上げる

O : ペダル位置は水平

p : ペダルを下げる

P : 左右を隔てる中央線

これらを駆使して入力することになります。

記事2枚目の画像の、A durのペダリングにするためには、[OpOPOppO]と入力することで、以下のようにダイアグラムを入力することができます!

ここでは、サイズを[14ポイント]としてみました

あとは、楽譜の所定の位置に配置すれば完了です!


いかがでしたでしょうか。

こうした特殊な表記についてもキャラクタがちゃんと用意されているとは、楽譜浄書の世界も奥深いですね……!

それでは、またの更新をお楽しみに!

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