【Sibelius】コーダの作成時、前の小節との隙間を作る方法(コーダ切れの作成)
こんにちは、今日も楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」の基本的な機能をご紹介したいと思います。
曲の終わりでコーダを作成する時、そのコーダを一段の途中に置きたいことはよくあると思います。
このようなとき、コーダとその前の小節に隙間をあけたい!という方は沢山いらっしゃるのではないかと思います。
今回はこちらのやり方をご紹介したいと思います!
小節を分割する
1. 隙間を空けたい小節を選択
まずは隙間を開けたい小節線をクリックして選択状態にします。
2. 「レイアウト」→「大譜表を分割」で小節を分割!
レイアウトメニューの「大譜表を分割」を選択すると、簡単に隙間を開けることができます!
隙間の広さを変更するには
「大譜表を分割」を行った時には自動的に隙間が空きますが、その隙間の広さを狭くしたり広げたりしたいこともあると思います。
そんなときは、もうこちらのコラムではおなじみ、インスペクターを使用することで調節することが出来るんです☆
まずは分割した後ろの方の小節線を選択します。目には見えていませんが、クリックすると小節線を選択できると思います。
こちらの小節線を選択した状態でインスペクターを開きます。
小節線の編集というインスペクターが表示されますが、その項目の中の「小節前の空き」を変更することで自由に間隔を開けることができるのです。
実は、レイアウトメニューの「大譜表を分割」を使わずとも、直接この「小節前の空き」の値を0以外にすることで、簡単に分割することができます。
分割した譜表を元に戻す方法
一度分割したけれどやっぱり小節の隙間をなくして元に戻したい、ということがあると思いますが、その時の方法もご紹介します。
方法は2つあります。
インスペクターを使う方法
隙間の広さを変更するために開いていたインスペクターですが、「小節線の空き」を増やせば幅が広くなるように、値を減らせば幅が狭くなっていきます。では「小節線の空き」を 0 にすると???
もうおわかりですね、リセットされて通常の繋がった小節線に戻るんです☆
「外観」→「位置をリセット」を使う方法
もう一つの方法は、様々な要素をデフォルト設定の位置にリセットすることで小節の隙間を元に戻す方法です。
先程と同じく分割した後ろの方の小節線を選択した状態で
「外観」→「デザインと位置」→「リセット(位置)」を押すと
(ショートカットは Win: ctrl + shift + p, Mac: cmd + shift + p)
あっという間に元通り!実はこちらも小節線の空きをデフォルト設定の 0 に戻しているだけなので、どちらの方法を用いたとしても内部的には同じことが行われているんですね。
みなさまも是非活用してくださいませ☆