【Dorico】Tipsその9(ドラム譜:符頭編)
前回はDoricoでドラム譜の見た目を変える方法をご紹介しました。今回はその続きとして、符頭をカスタマイズしてみましょう!
ふだんドラムの譜面は書かないという方にも役立ちますよ♪
符頭を変更する
こちらのクラッシュシンバルの符頭を変えてみましょう。
(ドラム譜に限らず、)音符を選択し右クリックメニューの「符頭」から個別に変更することができます。

「丸付きX符頭」に変わりました。
打楽器セットを編集すれば、まとめて変更することが可能です!
前回同様、「打楽器キットを編集」ウィンドウを開き、「Crash Cymbal (Low)」を選択肢「符頭を編集…」をクリックします。
「打楽器の符頭の上書き」ウィンドウが表示されます。
「符頭の上書き」の「X符頭」をクリックするとプルダウンが表示されるので、「丸付きX符頭」を選択します。
「OK」で閉じると、クラッシュシンバルの符頭がすべて変わりました!
符頭セットを編集
クラッシュシンバルの符尾(ぼう=符幹)が丸の外側に接続していますが、「X」の真ん中まで貫く形に変えることもできます。
Finale上級者の方へ:Finaleの「符尾の接続位置設定」に相当する機能ですね! Finaleのコラムもぜひご覧ください。
メニューバーの「ライブラリー」→「符頭セット…」をクリックすると「符頭セットを編集」ウィンドウが開きます。
今回は「X形」カテゴリーから「丸付きX符頭」を選択し鉛筆マークをクリックすると「符頭を編集」ウィンドウが開きます。(鉛筆マークをクリックする代わりに符頭をダブルクリックでもOKです。)
薄い青色の×マークが、符尾との接続位置です。これをドラッグして調整できます!
マウスでは正確に狙えませんので「符尾」タブで数値指定することもできます。

今回は「上向き符尾の下端」と「下向き符尾の上端」をそれぞれ「0」に設定します。
符尾の接続位置を調整できました!
「符頭セットを編集」ウィンドウの「☆」ボタンをクリックするとデフォルトとして保存され、今後新規作成するプロジェクトにも適用されますよ♪

左の「☆」は符頭セット全体を、右の「☆」はその符頭だけをデフォルトに設定します。
「☆」の右隣の「🔄」のようなボタンをクリックすれば、作成済みのプロジェクトにも適用できます。便利ですね!
おわりに
今回は打楽器キットと符頭セットを編集方法をご紹介しました。
次回はドラム譜をワンランク上の見た目にする方法を解説します。お楽しみに!