【Dorico】Tipsその15(音価の変更)

こんにちは! 今回はを音符を入力したあとでデュレーション(音価)を変更する方法をご紹介します。

あとから音価を変えたくなったときだけでなく、これを知っておくと音符入力の時短にもなりますよ♪

※この記事はすべて記譜モードでの操作です。

デュレーション変更の基本

まずは適当な音符を入力します。

最初のを選択し、音符パネルから2分音符(ショートカットは[7]キー)を選択すると……

2分音符に変わりました。

このとき2拍目にあったは上書きされ、消えてしまいます。

挿入モード

画面左側、音符ツールボックスに鎮座する「挿入モード」のアイコン。使ったことはありますか?

挿入モード(ショートカットは[I]キー)

挿入モードを有効にしてから先ほどと同じ操作をすると……

先ほどとは異なり、音符が後ろに押し出されましたね!

挿入モードのアイコンを右クリックすると、上から順に

  • 声部
  • プレーヤー
  • 全般
  • 現在の小節のグローバル調整

の4つの選択肢が現れます。

ためしに「全般」を選択して同じ操作をすると……

別のパートに休符が補われ、縦の位置を保ったまま挿入されました。

「挿入モード」、なんとなくわかりましたか?

Doricoに慣れてきた方なら、「プレーヤー」や「現在の小節のグローバル調整」がどういった挙動をするのかイメージが付くかもしれませんね! ぜひ試してみてください♪

付点のリズム

こんな譜面を入力してみます:

ショパンのソナタ(葬送行進曲)より

8分音符を選択して[.]キーを押すと……

付点のリズムに変わりました!

いちいち音価を切り替えて、付点をつけて……というのは面倒なので、とても便利ですよね!

ちなみに、[Control(Windows)/Command(macOS)]キーを押しながらクリックすると離れた場所にある音符も複数選択できますよ♪

デュレーションを倍/半分にする

先ほどの譜面の音符をすべて選択します。

挿入モードを有効にした状態で、メニューバーの「記譜」→「デュレーションを編集」→「音符のデュレーションを倍にする」を選択すると……

倍になりました!

「音符のデュレーションを半分にする」こともできます。

このとき挿入モードが無効だとどうなるでしょうか? 試してみると、仕組みが分かりそうです。

おわりに

今回は使ったことがありそうでなかった機能ではなかったでしょうか。

次回もDoricoの便利な機能をご紹介しますのでお楽しみに!

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