【Finale】組曲などの編集にも!特定の組段の左余白部分を調整する方法

みなさん、こんにちは。

今回は、特定の組段の左余白部分を調整する方法をご紹介します!

組曲など、複数の曲が1曲としてまとまっている楽譜では……

次の譜例をご覧ください。

いくつかの楽章が1曲にまとまった作品のパート譜ですが、こうした作品の場合、各楽章の冒頭小節の左余白部分を少しあけておくと、楽章の変わり目が強調されて見やすくなります。

各楽章冒頭にスペースを与えることで、曲の移り変わりを強調できる

このように、特定の組段の左余白部分を調整するにはどのようにしたら良いのでしょうか。

[組段マージン編集]を操作

まずは、[メイン・ツール・パレット]から[ページ・レイアウト・ツール]を選択し、[ページ・レイアウト]メニューの[組段]から[組段マージン編集]を選択します。

すると、[組段マージン編集]という小さな画面が表示されます。

マージン(余白)の調整は、編集したい組段を選んで、この画面の数値を変更し[適用]することで行うのですが、まずは[II.Moderato]と指示されている組段をこの状態のままクリックしてみます。

すると、[3]の組段のハンドルが紫色に着色され、[組段マージン編集]画面の[対象範囲の最初の組段]と[対象範囲の最後の組段]に[3]という数字が表示されました。これは、「今、[3]の組段を選択している」という状態を示しています。

さて、それでは[3]の組段の左部分の余白の調整に移ります。

ここにも[I.Allegro]の組段と同じ分だけの余白を作ると綺麗になりそうです。[1]の組段を選択してみると、[左]の数値に[113](単位はEVPU)という数値が表示されています。

ですので、同じように[3]の組段にも[左]の部分に[113]という数値を入力してみます。すると、[1]の組段と同じだけの余白を作ることができます!

あとは、ほかの組段([5]と[7]の組段)にも同じ処理をすれば完了です!


いかがでしたでしょうか。

ちなみに、[対象範囲の最後の組段]を空欄にしたまま[適用]を選択すると、マージンの数値の変更などを[対象範囲の最初の組段]から先のすべての組段に適用することができます!

それぞれのマージンの数値を、[3]以下すべての組段に適用することができる

それでは、また次回の更新をお楽しみに!

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