【Finale】ドラム譜の入力方法②〜入力する楽器(パーカッション・レイアウト)の設定をする
みなさん、こんにちは。
さて、前回の予告通り、今回は[Drum Set]のパーカッション・レイアウトを設定していきましょう!
使用しない打楽器は、まずリストから消去しておきましょう
例として、ドラムの各楽器を以下のように記譜することを想定して、パーカッション・レイアウトを設定してみます。
さて、前回の記事最後に表示させておいた[パーカッション・レイアウト設計]画面に戻ります。
まずは、使用しない打楽器をリストの下部分にあるマイナスボタンをクリックして、リストからどんどん消去していきましょう。
必ずしも消去しなければならないわけではないのですが、この一手間がその後の入力作業を楽にしてくれますので、おすすめです!
使用する楽器の符頭位置を設定する
必要な打楽器だけを残したら、それぞれの符頭位置や符頭のキャラクタの設定を行います。
試しに、[Ride Cymbal]をクリックしてみましょう。現状のパーカッション・レイアウト上では、符頭が五線の第5線に位置する設定になっていますね。
記事冒頭に挙げた譜例に則すには、Ride Cymbalを上第2間に位置させなければなりませんので、符頭の位置をそこへ移動させなければなりません。
符頭の移動は、プレビューとして表示されている一番左の符頭の横にあるハンドルを上下にドラッグすることで自由に設定できます。
また、[五線上の位置]に数字を入力することでも設定が可能です。この数値は、下第1線の位置を0としているので、[13]と数値を入力することで符頭を上第2間へ設定することができます。
使用する楽器の符頭キャラクタを設定する
今度は、[Snare Rim Shot]をクリックしてみましょう。
符頭キャラクタが、1本の斜線に貫かれたものになっていますが、これをバツ符頭に変更してみましょう。
プレビュー画面の下にある[黒玉符頭]の[選択]をクリックします。
すると、[キャラクタの選択]画面が表示されます。
今、104番のキャラクタが選択されていますので、バツ符頭である120番か121番を選択しましょう。
これで、変更は完了です。
(なお、Snare Rim Shotは、4分音符以下の短い音価によってのみ記譜されることが慣例となっているので、2分音符や全音符の符頭の設定は変更せず、このままにしておきます。)
以上のように、他の楽器についても「正しい位置に符頭が設定されているか」「正しいキャラクタが設定されているか」を確認し、適宜、それぞれの設定を行ないましょう。
いかがでしたでしょうか。
パーカッション・レイアウトの調整は少し手間ではありますが、この設定をしっかりしておくとその後の入力が非常にスムーズに行えますので、見落としなくしておきましょう!
次回は、入力の実際の方法についてご紹介します。
それでは、また次回の更新をお楽しみに。