【Finale】発想記号が小節線と重なってしまうときは、発想記号の[背景を隠す]!

みなさん、こんにちは!

これまでは、どちらかといえばFinaleの基本的な操作をご紹介してきましたが、今回は少しテクニカル的なものをご紹介いたします!

「発想記号などの文字が小節線と重なってしまって見にくい!どうすればいいですか!?」

この質問は私自身も大変よく耳にしますし、お困りになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
出版譜のように、小節線上に文字があっても重ならずクリアに見えると気持ちいいものです!

今回は、その方法をご紹介いたします!

[背景を隠す]で、文字と重なる小節線を隠す

結論から申し上げると、発想記号の[背景を隠す]という操作でこれを処理します!
それでは、順を追ってご説明いたしましょう!

まず、[メイン・ツール・パレット]から[発想記号ツール]を選択します。

メゾ・フォルテの記号が[発想記号ツール]です

次に、編集したい発想記号のボックス(□)をダブルクリックして[発想記号の選択]ウィンドウを表示させ、ダブルクリックした発想記号が選択されていることを確認(画像中の丸部分)し、[編集](画像中の四角部分)をクリックします。

[文字発想記号の設計]ウィンドウが表示されたら、ウィンドウ内中段の[囲み図形]の[なし]部分をクリックし、表示されたリストから[長方形]を選択します。すると、メニュー右隣の[編集]が選択できるようになりますので、クリックしましょう。

すると、[囲み図形作成]ウィンドウが表示されます。
ウィンドウ内上部にある[背景を隠す]をクリックし、チェックをつけます。

このチェックを入れるのが今回のポイント!

次に、ウィンドウ内の左にあるプレビュー画面のボックス(□)をドラッグし、背景を隠す範囲を設定します。

範囲が広すぎると隠す必要のないものまで隠してしまうのでご注意を!

続いて、[線幅:]を[0」と入力します。

プレビュー画面の四角がなくなりました

諸々の設定を済ませ、[オプション:]のリストから「最小幅の保持」に選択したら、[OK]をクリックしましょう。
これで、小節線と文字を被せずに表示できます!

大変見栄えがよくなりましたね!


いかがでしたでしょうか?
[背景を隠す]ことで小節線との重なりを「擬似的に」回避する、というのが今回のあらましでした。

それでは次回の更新もお楽しみに!

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