【Dorico】Tipsその7(特殊な連符)

基本的な連符の入力方法を解説した前回の記事で、宿題をお出ししました。

どうやって入力する?

今回はこの連符の入力方法をご紹介します!

答え合わせ

4分音符2.5個分の2連符を作りたいわけですが、連符の定義には整数しか使えません。

でも、8分音符5個分の4連符は作れますよね!

音符入力モードにし、連符ポップオーバーに「4:5e」と入力します。(eは8分音符を意味します。現在の音価が8分音符なら「4:5」でもOK。)

そのまま、必要な音符を入力します。

[Esc]キーで音符入力モードを離れ、4分休符を選択します。

4分休符の代わりに連符(数字・大括弧)を選択してもOK。

そのまま[Shift]+[;]キーで「連符」ポップオーバーを開き、「2:2q」と入力します。(qは4分音符でしたね!)

……そうです、4分音符2つ分に4分音符2つです。連符としては意味を成さない、見た目だけのものです。

4連符(8分音符4:5)の中に2連符(2分音符2:2)が入れ子になっている状態です。

ここまで来ればもうわかりますよね! 4連符を選択し、

下ゾーンの「連符」パネルから数字と大括弧を非表示にします。

完成です!

ガイドが邪魔な場合は、メニューバーの「ビュー」→「ガイド」から非表示にできます。

おわりに

いかがでしたか? 今回の記事を読まずにできたという方はDorico上級者ですね♪

特殊な連符や特殊な拍子で困ったときは、非表示の連符入れ子の連符を思い出してみてください。

次回も引き続きDoricoのTipsをご紹介しますので、お楽しみに!

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